先日本年度の石苔亭いしだの目標は「磨き上げる」と書かせていただきました。「磨き上げる」と一言で言っても、何をどう磨き上げればよいのでしょうか?中途半端でもだめですB若旦那はなんと「茶道」に目をつけてくれたようです。私や女将がお茶について社員の皆さんに指導できればいいのですが、お稽古ほどにしかできないと言うことと、身内という面でどうしても厳しさ・割り切りにかけてしまうところがあります。できれば第三者の方の指導がいただきたい。そこで本日若旦那は滋賀県までお茶に詳しい私や母の知人のところへ口説きに出かけました。お昼ごろ電話が入り、「なかなか時間は取れない中、引き受けてくれたよ」と報告がありました。私も母も信頼を置いている方です。役一週間程滞在してくださり、ご指導くださるそうです。その方がおっしゃるには「お茶は決して堅苦しいものではありません。お客様を迎え入れる主人が相手のことを思いながらおもてなしをすることが大切であり、型にはめてばかりいてはお客様のおもてなしなどできません。臨機応変に対応することです。間にあいる”はんとう”と言う役割の方は更に、主人の様子お客様の様子を注意深く意識しながら主人の変わりに気を利かしてあげます。」そんなお話を聞いていると旅館や接客と非常に重なるのではないでしょうか。おもてなしと言うものがその場の空気・目配せなどで仲間とさりげなく臨機応変に対応できたらどんなに楽しくなるか考えるだけで幸せな気分になります。そんな実感を体験するためにも基本を身に着ける、基本を知ると言うことは非常に大切なことです。研修は1月後半から入ります。そのときがとても私は楽しみです。本日は・・・・まだまだ現場は忙しい中ではありましたが・・・・若旦那、大変貴重で価値ある仕事をしてきてくれました。こころから感謝いたします。久しぶりにその日が楽しみでわくわくする気分を感じます。信頼を置ける方から厳しく指導されると言うことは本当に幸せなことです。またスタッフの皆もちゃんとしたことを教わる機会が与えられることを喜んでくれる子達がいます。この機会が無駄にならないよう、真剣に取り組んでみたいと思います。これをきっかけに5年のよい節目と共に私自身新しく生まれ変われるかもしれません。若女将が生まれ変われば旅館も何かしら生まれ変わるでしょう。皆さんも楽しみですよね。今年一年も忙しくなりそうです。
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