今月は石苔亭いしだの年度末となります。今年一年間の実績が決まる最終月です。希望に満ちた新鮮な新年度を迎える為にも少し自分達の姿を振り返っていただき今を精一杯気持ちよく過ごしてもらいたいと社員の皆に願いを込めて言葉をかけました。若旦那からはこんな話もありました。「心の中の炎は今も変わらず燃えていますか?誰しもが何らかの期待や希望をもってこの職場へ来たはずです。心の中の炎が小さくなっているか、弱くなっているか、自分自身でよく確かめてください。消えてしまっている人は大変です。もう一度石苔亭いしだへ始めて訪れた日の心を思い出し火をつけてください。」皆本当にその通りだなと感じていたと思います。お客様が感動してくれた実感こそ自分達の幸せや充実を感じられる一番の近道です。旅館の仕事は不思議とのめりこめばのめりこむほど自分自身の人生のほとんどをかけてしまうことが容易です。その分、心に炎を燃やしていなければ人生のほとんどを空虚感のなか過ごす事にもなりかねません。本人達が気づかなければ、他力本願では解決しません。命の炎は自分で燃やしつづけるしかないのです。けれど表立って見せてはいけない私の心のうちは若女将として、もしも炎が弱くなっている人がいるとしたら責任を感じてしまいますね。あせってしまいますね・・・・。とりあえず、そんな心配は消し去り、本日若旦那のお話しを力強い目で聞いてくれていたスタッフ皆を信じています。
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