<9月8日栗矢の無礼講の様子>
出演者:品川 聖
演 目:ヴィオラ・ダ・ガンバ
参加者:58名
台風9号が日本列島を横断した影響により、本日の栗矢の無礼講は「回り舞台」
で行なわれました。四階建ての建物と同じくらいの高さがある回り舞台の天井
が照明に照らされると、なんとも幻想的な光景になります。
本日の出演者は今年2回目となります品川さんのヴィオラ・ダ・ガンバの演奏
でした。お客様に「回り舞台に特別に入ることのできるのは雨の日だけです。」
と伝えると、雨の日に無礼講を見に来て良かったと喜ぶお客様の声が聞こえて
きました。純和風の建物の中にヴィオラ・ダ・ガンバの音色反響しあい、先日
行なわれた栗矢神社の拝殿での演奏の時とはまた違った優雅な雰囲気を醸し出
していました。
東京を中心としてご活躍されている品川聖さんが、栗矢の無礼講に出演されるご縁をいただいたのは、弟の雄さんが一年前、栗矢に移住され現在農業に従事されていたことがきっかけでした。これまでにない洋楽器の響きは、栗矢の無礼講をとても格調高いものへと高めてくれました。
演奏終了後、品川さんからこんなお話をいただきました。
「拝殿で演奏した時とまた違って、回り舞台での演奏は音の響きも良く、気持ちよく演奏できました。こういった舞台に呼んでいただいて有難うございました。」
書道というのは、白い紙に黒い墨で字を書いていきます。多くの人は黒い墨の
部分が大切だと考えますが、実は「なにもないことを気付かせるための」白い
余白の部分が大切だという方もいらっしゃいます。品川さんが奏でるヴィオ
ラ・ダ・ガンバの音色は、そんな書道の世界観にも通ずる、弦楽器の音色によ
って、栗矢の里の様々な自然の音に気付かせてくれる響きだったように思いま
す。
お知らせ
9月11日(土)栗矢の無礼講終了後、栗矢地区の方々との中間慰労会が行なわ
れます。会費は1,000円程度。栗矢神社の境内にて焼肉を予定しております。
<今宵の栗矢の無礼講の予定>
出演者:茂山千三郎・鈴木 実(京都茂山狂言会)
演 目:狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」
記:株式会社波兎
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