伊那の唐木さち先生の自宅稽古へ行きました。
冬の氷柱や薄氷をイメージした花器に生徒さんが、水仙を生けました。
先生はこのお花を一目見て、すぐ庭に出て枯葉を一枚とってこられました。
「手の内が見えてしまうのよね~」
といって、その枯葉をすーっと差し込みました。
そして、水仙の高さのバランスを少し整えました。
するとどうでしょう。
全く目線が変わり、やっぱり素敵になるんです。
すこし、侘びた感じも出され、なおかつ味の有る姿に一変しました。
水仙にも花器にもそれぞれの良さが引き立つ姿に変わったのです。
みんなからため息が出ました。
言葉で言い現せませんが、尊い学びをいただいた気持ちです。
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