石苔亭いしだには珍しく、35名様というグループ様がご宿泊されました。有馬温泉観光協会の皆様です。久しぶりの同業者関係者様をお迎えするということで、心なし私自身は不安があるようです。
ただ、現場のことはスタッフの皆さんを頼るしかありません。そのあたりについては普段どおり行っていただければ、それが身の丈の石苔亭いしだです。そこに、見得もごまかしもありません。
お蔭様で、翌日は皆様よい顔でご出発をされていかれました。今の時代、35名様というグループ様で動かれることはなかなか少なくなってきた時代だと、常日頃感じています。本当にありがとうございました。
※お土産をいただきました。有馬名物人形筆です。筆を持って書こうとすると人形が顔を出します。1300年の長い歴史を持っている筆だそうです。奈良時代の孝徳帝皇女にお子様が授からなかった折、有馬温泉に赴きお子様を授かったとされており、それを記念して作られたものだとされているようです。 素敵な一品ですよね。
有馬温泉の皆様は大体、60歳~70歳後半のような同年代の皆様のお集まりでした。歴史のある共に時代をすごしてきた仲間だからこそ、こうしてよい関係や良い空気の中でご旅行をすることができるのかな~。すばらしいことだな。と感じました。
昼神温泉はまだま歴史も36年、そのうち温泉郷として活動が始まったのは26年ほどです。初代の経営者が現役で頑張っている状態で、今の時代は気をゆるせるような経済状況でもありません。この不況を乗りきり、私達にも今日の有馬温泉の皆さんのような時をむかえることが出来るといいな~。と見送りながら感じていました。
有馬温泉の歴史は1600年。そのうち温泉の歴史上の資料が残っているのは600年だそうです。日本のすばらしい文化です。旅館=女将という仕事について悩んでいた頃、誰かに言われたことがあります。
「旅館」というのは、日本の文化です。他の仕事と比較しても旅館の良さは見えてきません。
皆さんはどう思われますか?私は子の言葉をいただいて、少し気持ちが楽になったのを覚えています。日本には各地に特徴のある温泉地があります。私もまた、そんな温泉地を巡る機会を作りたいと思います。
昼神温泉にも、多くの皆様のお越しをお待ちしています。
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