飯田市の天竜川の河川敷で、飯田の若者が中心となって「ファーマーズヘブン」というイベントを開催しているということで、先日その様子を見に行ってきました。
ファーマーズヘブンとは、エコと農をテーマに南信州の文化を次世代へ繋げる。そして、南信州と都市をエコと農で結ぶことをテーマとしたイベントだそうです。
コンセプトは「大切な人や子ども達がこれからも笑って暮らせるように。いま自分たちができるようにする」といったもので、私たちが行った日の夕方には、イベント会場のキャンプファイヤーが焚かれて、その周りで多くの若者がアフリカンな軽快なリズムに乗って踊っていました。火の回りでファイヤーダンスのパフォーマンスが始まると、観客からは大きな声援が飛び交い、その場の空気に一体感を感じました。地元にこんな真面目なテーマに正面から取り組もうとしている若者や、その意思に賛同して集っている大勢の人がいることに感動しました。このイベントが行政主体ではなく、自発的な若者からの声から始まり、その声が多くの人たちを動かしていることに、これからの大きな可能性を感じました。
今、世界中で問題となっている地球の温暖化や環境破壊は、自分達の生活や文明の利便性ばかりを求め、後先を考えずに乱開発してきてしまった私たち世代の責任です。世界の誰かが解決してくれるものではなく、自分自身が行動を起こしていくことが一番大切なことだということを、このイベントは教えてくれていました。
今回は観に行くことしかできませんでしたが、次回からはなにか自分でもできる事があるような気がしました。
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