本日、大広間で2月の全体ミーティングが行なわれ、若旦那からこんな話がありました。
「私たちがやることには全て意味がある。大切なのはなにかを成すとき、そこに「大義」を感じて成しているかである。働かされているのか?自ら楽しもうとしているのか?それは、自分自身の人生を輝かせることができるかどうかにもつながっている。石苔亭いしだに、ここにいるスタッフが集まったのは偶然ではなく、意味のある必然である。こんな不況で暗い世の中だからこそ、私たちができることは何かあるはずだ。そして私たちにしかできないことがある。」
続いて「ありがとう」という言葉を例にとって、こんな話がありました。
「ありがとうという言葉は、漢字で書くと「有難シ」と書く。「有る」ことが「難しい」と書く。それは直訳すれば本来では「無い」ということである。そこにあることが当たり前ではなく、様々な人の心の出会いがあって「無い」ものが「有る」ようになる。だから頭が自然と下がる。私たちの旅館に訪れてくださるお客様がいることも、決して当たり前のことではなく「有難シ」こと。そういったことに日々関わることのできる仕事に誇りを持って欲しい。」
仕事を毎日やっていると、いつからか仕事をこなすようになって、要領ばかりが良くなり、本来の大義を忘れてしまいがちです。そして、いつからか仕事の愚痴ばかりを言うようになってしまう。自分がなりたいと思った仕事なのに、いつからかその仕事が嫌いになっている。そうなってはいけないと若旦那は今日のミーティングで言っていたのだと思います。
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