今年で2回目となります「味くらべ大会」
今回のテーマは「阿智黒毛和牛と食べる南信州伝統野菜」で、料理の形式は「お弁当」です。会場となった阿智村公民館は、朝から緊張感漂う張り詰めた空気が流れていました。
日頃は同じ地元の料理人として、料理の相談や何気ない会話をしている料理人の皆さんが、今日は味くらべ大会優勝看板を獲りに行くライバル同士としてこの大会に参加してきています。昨晩、遅くまで味付けの調整をしていた方や、裏の山で竹を採ってきて器に仕上げてきた方など、自分の手の内を多くは明かしませんが、皆、一様に今日の大会に対する意気込みと自身が溢れた表情に、コンテストが始まる前からワクワクしました。
コンテストはあらかじめ決められた順番に沿って、10分おきにスタートしていきます。1時間30分という限られた時間の中で、決められた食材を使って5人分のお弁当を作らなくてはいけません。どの料理人も始まって早々に額から汗を流しながらの調理となりました。
阿智黒毛和牛の串焼きのまわりに五平餅を巻いた一品や、和牛を清内路かぼちゃで挟み焼にしたものなど、それぞれ創意工夫を凝らした料理が、お弁当に次々と詰められていきます。同じ食材を使ってもこんなにも料理のバリエーションは広がるものだということに感動しました。
石苔亭いしだの長田板長と橋本さんのグループは、最後のスタートでした。昨年に続いて2年目の出場ということで、勝手は分かっているものの、やはり慣れない調理器具や制限時間に焦りの色は隠せません。それでも昨晩まで味や見栄えの微調整を行なってきたお弁当を、上手にひとつひとつ仕上げていきました。
いよいよ結果発表。2回目の優勝店は・・・・!
「石苔亭いしだ」という名前が呼ばれると、会場から大きな拍手が沸きました。味のバランス・見栄え・手際のよさなどが評価されての優勝とのことでした。本当によく頑張ってくれたと思います。長田板長・橋本さんお疲れ様でした。そして有難うございました。優勝のお弁当はしばらくしましたら、石苔亭のメニューとして皆様方にもご提供できると思います。楽しみにしていてください。
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