今日のお昼、石苔亭いしだで大変お世話になっております上田市の香青軒の尾澤社長のご紹介で、上田城下町活性会の皆様をお招きしての、若旦那の講和が行なわれました。
若旦那の話の中で以下の内容のことが話されました。
「南信州は京都のように日本を代表するような観光地ではない、ハンディのある地域である。だからこそ工夫する。知恵を出す。頼るものがないからこそ、その地域に住む人々の魅力化が重要になってくる。」
「なにもないことが素晴らしいということに、そこに住む人自身が気が付くことは難しい。なにもないことを見える化していかなければならない。」
「道路環境などが整えば整うほど、観光客は日本中どこへでも行かれるようになる。同時に素通りされてしまう観光地や、地元客を他へ取られてしまう観光地ももっと増えていくだろう。だからこそ、他の地域と差別化した魅力を再発見する必要がある。」
「イベントをやるのではなく、村祭りをやることが大切。」
いつも若旦那が全体ミーティングで言っている内容でした。時々、若旦那の言う冗談で会場が笑いで包まれながら、約1時間の若旦那の講和は無事終了いたしました。お食事の際にお客様方にお話をお聞きしましたところ、
「なかなか面白い話を聞くことができて楽しかった。」
「どこの地域でもぶつかっている問題です。昼神温泉ではそのことに正面からぶつかっていく人たちがいる。その話を聞いてなにか自分でもできることがあるのではないかと、思えるようになった。」
と、有難いお言葉を頂戴することができました。
お世話様でした。なにごとも姿勢と情熱が大事ですね。本物の歴史と年中行事を大切にしたいものです。大好きな人と大好きな事をしていれば元気でいられる。今後とも宜しくお願いします。ありがとうございました。頓首
上田 尾澤
投稿情報: 尾澤英夫 | 2008年9 月 2日 (火) 23:00
尾澤さんから教えていただいた日本の年中行事が、現在の石苔亭いしだの二十四節季の会席料理や、地域の行事再生の根本になっているといっても過言ではありません。
恩返しのつもりで、つたない話でしたが精一杯話させていただきました。また勉強をさせてもらいに、上田までお邪魔させていただきたいと思います。
投稿情報: 若旦那 | 2008年9 月 3日 (水) 23:00