久しぶりに胸にぐっと来るゲームを見ました。
「女子ソフトボール決勝1」
今年を最後にソフトボールがオリンピック競技種目からなくなるということで、最後の金メダルをかけた王者アメリカとの決勝戦でした。
昨日の延長戦で上野投手は300球以上投げての決勝戦です。練習中にマメをつぶして痛みをこらえてのゲームだったことがニュースで伝えられました。
多くの選手の中でも私の心を打ったのは、心臓病をかかえて出場を果たした西山選手の存在でした。生後1カ月の検診で「心臓から雑音が聞こえる」と言われ、小学校入学前に「大動脈弁狭窄(きょうさく)兼閉鎖不全症」と診断されたそうです。
学生時代の部活は、医師に「どんな病気だと思っているのか」と怒られながらも、お父さんの「好きなことをやらせてやりたい」と言葉に励まされて続けたそうです。
中学2年の時、米国でドナー(臓器提供者)が見つかり、8時間に及ぶ心臓弁移植手術を受けた後も「一度手術をして、死ぬのは怖くないからやらせて欲しい。病気の人に夢と勇気を与えられるよう頑張る」と言った西山選手の言葉に、西山選手の並々ならぬ覚悟と決心を感じることができ、その気持ちの強さこそが、今回の金メダルに導いた一番の原動力であったのだなと思いました。
思うことは簡単ですが、実際にやってみること、そしてやり抜いてみることは本当に大変で尊いことだと思います。ましてや「命をかけてまでも貫きたいこと」を実際にやり遂げた西山選手に、金メダルの感動以上の勇気をもらった気がしました。
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