ダガーナイフ所持禁止
通行人ら17名が死傷した東京秋葉原の無差別殺傷事件を受け、ダガーナイフなどの殺傷力の高い両刃の刃物の所持を禁止するように、銃刀法を改正する方針が明らかになったと新聞に書いてあるのを見ました。
バタフライナイフが問題になった時は、学校内で「刀狩」と呼ばれる所持品検査が行なわれました。現在では飛びなしナイフの一部は所持の禁止がすでに規定されています。先日、愛知県では中学生が親からきつく叱れたことで、100円ショップ等で購入した果物ナイフと小型ナイフでバスジャックをしました。
人やものを傷つける道具をいくら規制してもイタチごっこで、なんの解決にもならないことは誰でもわかっているにも関わらず、それでもこういった事件が起こった時に使われた凶器の一つ一つをその度ごとに規制していくことしか、毎日起こる凶悪犯罪に対する対処ができない現代の日本の状態に深い危惧を感じます。
今の日本のあり方を批判したり、若年化する犯罪に憂っていてもなにも変わりはしません。まずは日々当館を訪れてくださっているお客様方に、日々のストレスや疲れを十分とっていただけるような時間と空間をご提供すること…。私たち旅館のできることをまずは精一杯することが大切だと思っています。
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