昨年の12月〜2月まで三ヵ月間、昼神温泉の全施設参加のもと行なわれました「昼神の御湯」の行事の反省会が先日行なわれ、今年も実施することが正式に決定いたしました。
私たちの住む昼神地区には湯屋権現様というお湯の神様が昔からいらっしゃいまして、冬の間は温泉に入っていただきお休みいただくというのが「昼神の御湯」です。各旅館施設の門のところには「湯屋守様〜ゆやもりさま〜」という怖い顔をしたわら地蔵が置かれ、神様がお湯に入っていらっしゃる間、カッと見開いた目で、この村に悪いものが入ってこないように見張りをしていてくれます。
お湯の神様にちなんだこの「昼神の御湯」は、昨年はじめてこの地区で始まりました。最初はどうやってお湯の神様に感謝の気持ちを表せばいいのか?お客様にも参加していただけるようにするにはどうすればいいか?など試行錯誤しながらのスタートでしたが、地元の神主さんや氏子の皆さんがいろいろ教えてくださったりして、なんとかかたちになってきました。
湯屋権現社の氏子でもある昼神温泉各施設のスタッフが、毎夕、白い装束を身につけて、温泉郷のあちらこちらで見張り番をしてくれている湯屋守様にお酒をたむける儀式を行ないます。雨の日も風の日も欠かさず三ヵ月間行ないました。反省会の中で、もしかしたらこんな大変なことは今年限りにしてほしいといった意見が出るのではないかと思っていたのですが、全員一致で今年もこの行事を続けていくことが決定しました。この温泉郷に「感謝」する心が根付いてきたのかなと嬉しく思いました。
昼神の新しい行事「昼神の御湯」是非見に来てください。まだ冬の話はずっと先のことですが、今から楽しみにしていてください。最後の日には勇壮なお焚き上げの神事もあります。
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