池が平牧場に子羊が3匹誕生しました。ゴールデンウイークの最終日頃だったそうです。こんな生まれたての子羊を私は始めてみました。かわいい。本当にかわいいです。子羊といえば、私がイメージする一番のことは「ハイジ」です。私にとって子羊がいる池が平牧場はまさに、一瞬ハイジの世界になっていました。
それはさておき、この生まれて間もない子羊の最も魅力を感じたところがあります。それは足です。足に強さを感じたことでした。その足からは、かわいい顔や華奢な体からは想像もつかないほどの強さを感じさせたのです。感動です。あの足で生まれてすぐ自力で立ち、母親のお乳を求めたのです。生きるために絶対に必要な能力です。そして、それが本能なのですからすばらしい。
私は、9ヶ月になる娘の育児に毎日奮闘しながら、教えもしないことが順番に出来てゆく姿に毎日感動しています。赤ちゃんの生命力に圧倒されています。一人では何も出来ずに生まれてきたと思っていた赤ちゃんですが、親である私は、娘のもつ本能に従って手助けをしているだけと感じるようになりました。この羊と同じように、生まれたすぐから生きるための術を、娘は知っているのです。
時にそのことが、現代の不思議と結びつきます。今、毎日テレビから知らされる命の消えるニュース。大人になるにつれて私達人間は、まるで生きる術を見失っているようで不安すら感じます。ならば本能のパワーアップを図ることです。それはきっと、日常の習慣を見直すことで明かりが見えるかもしれません。羊も人間も変わりないということ、私達は本来、生きるための本能を持って生まれてきているということを感じ、希望を感じました。
予断ですが、私はてっきり羊は親のおなかの中に10ヶ月以上いるのかと思いました。池が平牧場の奥さんの話だと、羊は5ヶ月位の妊娠期間だろうとのことです。人間の赤ちゃんよりも生まれてすぐできることが多いのに、それもまた、生命の不思議ですね。
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