テレビでNHKニュースが流れている。東京でも雪が降っているというニュースにただただ驚くばかり。こちらは朝から日差しがさんさんと降注ぐいい天気です。
ペナンに来てから早いもので3日が過ぎ、1班は今日の夕方、飛行機で雪の降る日本へ向けて出発する。どのスタッフも3日いるとこの国の様子や、時間の使い方がわかってきて、何もしないことを自分なりに楽しめるようになってきている。朝食を終えると、早起きして隣のホテルまでエステに行くスタッフ、海岸まで散歩に行くスタッフ、プールサイドで読書をするスタッフと、様々な時間の使い方が見られた。
最後のランチをホテルからTAXIで10分ほど行った海の見えるシーフードレストランにて全員でとった。マレーシア特有の甘辛いソースに飽きてきていたスタッフにとっては、単純な塩味でボイルされた海老や、オーソドックスなふかひれスープは大変好評であった。その後は大型ショッピングプラザにて、残ったスタッフへのお土産を買った。旧正月ということでプラザ内は正月飾りで華やかであった。
今年で海外研修旅行は3年目になるが、やはり研修旅行には最低でも3泊は必要だと思う。日本人が自分なりの時間の過ごし方を探すために必要最低限の時間だ。その国や場所に適合するまでに1日。やってみたいことにチャレンジしてみたり失敗なんかもして1日。そして3日目に自分らしい時間の使い方が見えてくる。
まだまだ日本人の国内旅行は1泊2日が主流である。その短い時間の中でなるべくたくさんのものを見たり、一つでも多くのものを思い出に残そうとする。だからその忙しい時間の流れをゆっくりとした流れに戻すのには、ちょっとリハビリがいる。
帰国したら私たちは、私たちの旅館を訪れてくださる1泊2日のお客様に、いかにゆったりと浸ることのできる石苔亭いしだの時間を、これまで以上にもっと進化させていかなければならないと感じた。
私は2班が来るまで、一人でペナンに残る。ゆっくり、深く、いろいろと考えてみよう。
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