毎月、石苔亭いしだの幹部が集まる会議が今日、行われました。いつもでしたら、前月の実績数字から始まるのですが・・・・今日は少し様子が違います。先日社長がとった社員のアンケートの内容を抜粋した事柄からスタートしました。
社長を先頭に、スタッフのアンケートに書かれた内容について幹部の皆で具体的に解決策を決めていきます。簡単なことから、難しいことまで、一つずつが結論をだし、担当が決められ、ホワイトボードから消されていきます。
不思議だと思いました。スタッフから出されている意見はどれも、ほとんどの内容について、社長や私も含め、幹部の人間は気がついていることだったように思います。今回は、そのわかっていることのなかでも、現場スタッフの間で優先だと感じている事柄を拾い上げながら対処を検討していきました。
私たちの宿泊業という仕事は、日々いろいろな問題が発生します。お客様にかかわることはまず、時間をおかずにその場で対処してゆく事は、比較的身についていますが、設備の面については、その度合いや金額に応じてはすぐにできないものもあります。また、それ以外に、日常の中の仕事の効率にかかわること、人員配置のこと、故障ではなく、クオリティーを保つための施設内の情報管理、維持などなど・・・・・
そのポジションで仕事をする者にとっては、自分の所の問題点の改善を期待したいところです。しかし、お金がかかる、あるいは時間がかかる、一人の問題ではなく二人以上の人が関係している、というようなことは全体のバランスを考えながら優先順位を決めていかなければならないのが社長や若女将、幹部の判断力となるかとおもいます。何でもかんでも、解決すれば言いというものでもなく、案外そのままのしておき、しばらく様子を見るほうがいいだろうというものもあります。
不思議だと感じたことを一言で表現することは難しいですが、数多く日々発生する問題点、改善点について、その都度確実に対処してゆくこと、優先順位を間違えないこと、そうでないと「ちりも積もれば山となる」ということです。
そしてそれは、仲間の信頼を失う結果へとつながっていくということです。
なぜなら、スタッフ皆が満足のいく接客をしたいと願っているからです。お客様に心から安心しておもてなしをすることを望んでいるからです。
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