出勤にあたり、麻琴をベビーカーでお散歩をしてあげるように心がけています。そうすると、自分が住んでいた町であっても始めて知る景色に気がつきます。そんな些細なことが、とっても私に幸せを感じさせてくれました。
正直なところ、今の私は自分の都合のにはあわせられない子育てを抱え、こうした散歩の時間をとることすら、気がとられ焦りを感じてしまいます。しかし、その気持ちに気がつかない振りをし、勇気を持って麻琴と私のための大切な時間だとして努力しています。そうしてみると別段、その散歩の時間をとった、とらないで、大きな違いや仕事の遅れは無いことに気づきます。むしろこうした「無駄な時間」(=ゆとりの時間)を30分でもとることのほうが、その後の時間を充実させているように感じます。
そんな時間の中で最近昼神温泉の12月の景色を見つけ、なんだか得した気分になりましたので紹介します。柿木です。熟しきった柿がついたままです。柿木と冬の澄んだ空、静かに構える山の景色・・・・いかにも日本らしい田舎風景ではないでしょうか、のどかです。侘びた感じがとても情緒深く、美しいです。
思わず歌を歌いたくなりました。「さざんか さざんか 咲いた宿〜北風ぴゅ〜ぴゅ〜吹いている〜♪」子供の頃の記憶で、全部の歌の歌詞が思い出せませんでした。でも麻琴とこうして歩いた記憶と満足感はきっと私にとって大切な時間だと思います。
今の時代の私たちは、なんとなく毎日が情報の嵐で忙しいですが、季節を見つけに、又大切な方とのちょっとした時間を作る努力をしていける毎日を送りたいものですね。
今、昼神温泉郷を散歩しますと各施設の湯屋守様を見ることが出来ます。それぞれが少しづつ表情が変わっていて、これも楽しいです。恵山の湯屋守様は唯一女性の表情をしているそうです。写真は石苔亭いしだの隣、鶴巻荘の湯屋守様です。額のマークは鶴巻荘のシンボルマークになっています。
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