12日に江ノ島からスタートした中村屋キャラバンは、現在長野県に入り岡谷まで来ています。明日は安曇野の特別養護老人センター「常念荘」でラーメンを提供し、いよいよ夜には昼神温泉でのオープンとなります。
12日はあいにくの雨模様でしたが、プレオープン会場の江ノ島にはたくさんの中村屋ファンの皆さんが駆けつけてくださり、1時間ちょっとで予定の100食は完売してしまいました。厨房器具をフル回転させての営業は、この江ノ島が初めてだったのですが、長野を出てくるときに、このエアストリームの厨房車両を作ってくださった職人の方々の、念入りな点検・調整のおかげで、すべての器具が順調に動いてくれて、ベストコンデションで中村屋の味が、この厨房で忠実に再現できることが証明できました。海岸に浮かぶヨットの帆と中村屋キャラバンの車体がマッチしていて、一枚の絵を見ているようでした。
中村屋キャラバンのポスターを貼り、「いざ、昼神へ」の旗をたなびかせて、次に向かったのは、国道246号線をくだった渋谷でした。ちょうど帰宅ラッシュの時間と重なり、ハチ公前のスクランブル交差点には何百人もの人たちの前を、キャラバンはチャルメラの音をスピーカーから大音量で流しながら通ると、その何百人もの視線のほとんどがキャラバンに注がれました。いい宣伝になったと思います。その後、原宿・六本木・銀座をはじめ都内の各所をまわりました。首相官邸の前を通ったときは、警察官に止められるかとひやひやしていましたが、道々に立っている警察官は、キャラバンのほうを凝視するものの、特に何もなく行き過ぎることができました。
その日のうちに山梨県に入り、甲府のスーパーオートバックスの駐車場で次の日の準備が整ったのは、もう日付が変わった夜中のことでした。今日は朝11:00のオープンでのプレオープンでしたが、暑い中にもかかわらず、ここでも多くの皆さんが駆けつけてくださり、店長さんはじめスタッフの皆さんも大変温かく応援していただき、とてもいい気分での山梨営業となりました。厨房器具はここでも順調に働いたのですが、唯一のトラブルはエアストリームを引ぱっているフォードブロンコのバッテリーが上がってしまったことでした。ただ、そこはオートバックス!皆さんのお力ですぐ大型のバッテリーに交換していただき、ことなきをえました。
今日の最後の営業場所は、長野県内における初プレオープンの岡谷市でしたが、開店1時間前から並んでくださる熱心なラーメンファンの方もいらっしゃり、オープン時にはもう60名以上の長蛇の列でした。どこで知ったのか聞いてみますと、一番多かったのはインターネットからの情報でした。二番目は友人知人から聞いた、三番目はチラシ・ポスターでした。中には若女将の日記を見たとおっしゃっていただけるお客様もいらっしゃり、大変嬉しく思いました。当初は100色限定の売りきりでしたが、本物の中村さんの天空落しが見たいと集まっていただいたお客様のために、特別に追加注文も受けていただき、およそ130食ほどのラーメンを提供できました。
明日はいよいよ老人ホームと、昼神オープンの日です。
昼神でもお客様がいらっしゃることを予想し、当初は100食であったラーメンの数を、200食まで増量しての営業となります。どうぞ皆様お誘いあってご来店いただけますことをお願いいたします。
心配されていた雨もどうやら大丈夫そうです。
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