紫宸殿の宴でご協力いただいております、茂山千三朗様を皆様もよくご存知かと思います。本日はその京都社中の方々と東京社中の方々が、石苔亭いしだ、に合宿にこられております。
総勢19名、お昼の2時頃から石苔亭いしだの舞台「紫宸殿」にて小舞「十七八」のお稽古がありました。謡から始まり立ち稽古、最後はお社中の皆さん一人一人が舞台でお稽古の成果を発表されました。細かな扇の動かし方や、指先の指す方向など、千三郎先生から細かな指導がされていました。年に一度の、お社中の合宿稽古の様子を、ご宿泊のお客様も興味深くご覧になられておりました。
夜の「紫宸殿の宴」では、特別に二公演の舞台があり「棒縛り」「うぐい」が披露されました。「うぐい」では今回の合宿参加では最年少の“まほちゃん”が、長いセリフの舞台をしっかり演じることができ、会場から大きな拍手が巻き起こっていました。
こうして、私たちの旅館の舞台を、狂言のお稽古の場として使っていただけることは、この舞台にっても幸せなことだなと思っています。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。