「医療ネグレスト」という言葉をご存知ですか。最近の医療の現状として、今医療ネグレスト=幼児の医療拒否という問題があるというのです。
医療の世界では子供の治療を行う時に親の同意がなくては医師は治療を行う事ができません。そんななか、助かる命だったかもしれない子供に治療を行う事が出来ないまま命を失う実体があるというのです。なた、親の同意を得る為に必要以上のエネルギーを使い親の説得をしなければならない。という医師の声。
社会的に今、医療ネグレストを幼児虐待として深刻な問題としてあげられているというのです。
一見、聞いただけで判断すると「本当に考えられない大人や社会現象が増えてきている、そんな大人社会の中で子供たちもおかしなことになってきているのだろうか?」などと、これからの自分達の社会に対する責任と不安を考えます。
しかし、ニュースの話をもう少し聞き深く感じてみれば、親が子供の治療を拒否する背景は、単純な虐待や金銭的な問題ばかりではないようにも感じます。少し、本当に少しですが気持ちがわかるかなーと・・・・。
先日「命の尊さ」について筑波大学名誉助教授 村上和雄氏のお言葉をご紹介したところです。矛盾する所がもちろんあるのですが命そのものの尊さと、人として生まれ、感情をもち生活してゆくものとして、科学の発展や生活水準の向上に伴い複雑になる問題は多いのかもしれない。と神妙な思いでニュースを聞きました。
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