私の6つ年上の姉が夏休みに入った子供たちを連れて実家に帰ってきました。結婚をきっかけに東京で生活をする姉たち家族。私が会うのも久しぶりです。しばらく会わないうちに長男は今年中学生に進学をしました。身長は、すでに私を抜いています。
何か喜んでくれること、夏休みにすごした記憶として楽しい思い出になるようなことはないだろうか?と私や両親は考えます。
先日昼神温泉街を夜の散歩に出ていたとき、小さかったですが「クワガタ」を見つけました。ふっと「姉たちが来る」ということを思い出し思わず捕まえて帰りました。本当は捕まえた「クワガタ」をもらうよりも、朝早くあるいは夜中に大人と外に出てゆき自然の中から自分たちの力でカブトムシを取りたいに違いありません。
私にも記憶があります。幼いころ魚釣りに興味を持ち始めた兄を連れて朝早く出かけてゆく父と兄についていったこと。あるいは、仕事の合間に父が私たちを「蛍」取りに車を飛ばしたこと。そのために夜更かしを楽しんだこと。きのこ取りやカブトムシもとりに行きました。どこかに旅行に行った、あるいは食事に行った、ということよりも、そうした日常の中のいつもと違ったこと、それぞれ1度か2度の記憶だけですが、印象強く楽しかった思い出として残っています。
そんなことを思い出すと、あるいは姉の親心を考えると「ふっ」とこの時期に石苔亭いしだにご来館くださるご家族も同じなのかしら?と感じました。昼神温泉のあたりはほかと比べれば、まだまだ自然の多く残ったやさしい土地です。最近では餌の事情からなのか、ムササビや狐、狸、ふくろう、カモシカなどの野生動物たちに遭遇することすら珍しくありません。
そんな季節の自然に触れられるオプショナルを考えてみたらどうかしら?安易に思いついたことですので実現するためにはもっともっと土地の事情を知らなければなりません。・・・がもし、ご来館のお客様が温泉旅館であっても、別の選択肢も望んでくださるようであれば・・・・
あるいはそうでなかったとしても、石苔亭いしだにお越しくださるご家族の絆がその都度深まるような時間を過ごしていただきたいです。人と人の絆、ともに過ごした時間の中身が心満たされるものでありますよう願いながら、接客に磨きをかけてゆきたいとおもいます。
千三郎さんのページから飛んできました。
私も亡くなった父親に連れられてカブトムシの(なぜか)幼虫をとりに行ったこと,30年以上前のことですが今でも鮮明に憶えていますよ。
遊びになんてほとんど連れて行ってくれなかった父だったんですがねぇ。だからこそまだ憶えているのかな?
確かに街中じゃそんな体験できなくなってきてますよね。
投稿情報: ponkichi | 2007年7 月29日 (日) 23:00
ありがとうございます。幼い頃の両親との記憶って、今になってみると宝物ですね。毎日がイベントでも考え物ですが、忙しい中で一緒に過ごす親との時間をこれから自分の子供にも、あじあわせてあげたいと、勉強になります。
茂山千三郎先生のご協力により、館内のしつらえ、又浴衣のデザイン、が変わってまいりました。
毎月1度、茂山千三郎先生の舞台をご宿泊のお客様にもご覧頂いております。ホームページ上からもライブビデオでご覧いただけるようになっておりますので、ご紹介させて頂きます。
暑さもいよいよ本格的です。お体を大切になさってくださいませ。
投稿情報: 若女将 | 2007年7 月31日 (火) 23:00