以前長野の情報誌「NAO」の企画で、客室を使い「五感を楽しむ」というコンセプトで石苔亭いしだの1室を設えたことがあります。そのとき、やはり野の花、唐木先生のお力をお借りいたしました。
唐木先生はそのとき大山蓮華を床の間に飾られました。花から受けるやさしさを思うとき「お庭にそのお花があると素敵ですよ」とお話を頂き、客室から見えるお庭に大山蓮華を植えてくださいました。それが3年前です。そのときは花をつけるにはまだまだ若すぎましたが、今年その木がつぼみをつけました。
私はそのとき初めて「大山蓮華」という花を知りました。とても上品な花です。私の好きなタイプ゚の花だということに気がつきました。あの深見のあるもったりとした白の花びらが印象的です。花びらの面の大きさから強さを感じ、清楚で奥ゆかしさのなかに秘められた気品に満ちた意志の強さをイメージします。私があこがれる女性としての美しさの象徴です。木蓮も同様です。
花のイメージを言葉でしっかりと表現することができれば、きっとそんな女性を目差せるのでしょうが、上記の表現でも今一つ納得が出来ないところが在るんですよねー!
私は女性として「こうありたい」とイメージする時、よく花を対象にしています。自分がどんな花がすきか、それによってどんな性格を持っているのか。自分の理想というのも常に考え意識をしていないと具体的になってこないのです。ましてや理想的な目標とする人に出会えるという事も奇跡に近いです。
今の私には自分の理想とする女性像を語ることは出来ないようですが、イメージだけはしっかりとつかんでおきたいと思います。本日はその大山蓮華をロビーいっぱいに飾らせて頂きました。
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