先日若旦那は教師を行なっていたときの生徒の皆さんに会いに行きました。彼が初任のとき教えた子供たちは現在25歳。若旦那の目的は今度4月22日に行なわれる早座祭りのスタッフ集めです。急に協力のお願いに連絡が来た自分たちの教師を懐かしみ、20名ぐらいの子供たちが集まってくれたそうです。若旦那がイベントの趣旨や活動内容を説明すると子供たちは・・・・・
「すげーな先生!先生は昔からすげーパワーだよな!」といわれたそうです。(私もそう思います)「でっかい人になりてーなー。じゃあでっかいッテ何だ?それを見に行こう!」と自分達でバザーを開き7万円をためて新潟の海を見に行ったこと。あの時も学校の反対を押し切って先生は一生懸命だった。とか、学校に竪穴式住居を作ってみたり、(先生いわく、これは歴史の勉強の一環らしいです)お神輿を作ってみたり・・・・落し物の件で夜7時まで残されたり、先生やってることでたらめのくせに、すっげー一生懸命だった。俺はあのとき殴られたぜ!(20名参加している中15名が殴られた経験を持っていたそうです。)でも、先生過ごしたあの3年間(4・5・6年生)が今の元気の源になっている気がする。俺等今25歳だけど、あのときの先生は23歳だろ。今の俺等、負けてるぜ!
と話してくれたそうです。その日集まった人の中には、子供がいる子もいれば、急に父親になくなられて社長をやっている息子、オペラ歌手を目指して学生をしている子、広告デザインをしている子、いろんな人生を「いっぱいいっぱい」と思って歯を食いしばり迎えていると若旦那は感じていました。しかしその内の一人が言ったそうです。「俺、先生に今日会って気がついた。毎日仕事をこなすだけではダメなんだ。自分がこうなりたいと思う方向へ向かって自分が動くんだ。いっぱいいっぱいなんていって、逃げてちゃダメなんだ」。
社長は今回子供たちにあって、やっと自分の教師としての集大成を成し遂げた。と感じたそうです。私は若旦那の話を聞きながら思わず感動の涙をこぼしてしまいました。若旦那は皆に伝えたいのです。石苔亭スタッフの皆、世の中の子供達、そして若旦那自分自身に!
あきらめるな!夢を持て!夢を貫け!くじけるな!
何かを成し遂げるために本気になって頑張るんだ!それが必ず自分の人生を豊かにし、幸せを教えてくれる。そして石苔亭いしだのスタッフについては、私達旅館の可能性を信じてついてきてくれ!そんな思いが詰まっていたのだと感じます。私はそんな若旦那を誇りに感じました。
心強い応援をありがとうございます。若旦那が夢や希望をもった若かりし頃、初めて大人の世界へ飛び込んだ頃の経験、そして共に過ごしてくれた皆さんが現在の若旦那をこんなにもたくましくしていることを今回実感しています。私達にとって皆さんは「希望」です。これからもずっと若旦那が皆さんのことを頼りにしていること知っていてあげてください。皆さんの幸せと活躍を応援しています。
投稿情報: 若女将 | 2007年4 月22日 (日) 23:00