桜を文化とし、花見を文化としているのが日本人と、先日の日記で書かせて頂きましたが、この間こんな記事を見つけました。日本人が世界の文化に貢献できている分野は何でしょうか?といった内容のものです。その記事によりますと世界的に高いスキルを持っていると評価されているものは「漫画」「アニメ」だそうです。
確かに海外における日本のアニメの人気の高さは私でもよく耳にします。私自身そのことは納得がいきます。しかし、正直なところ記事を読んだときは「あー、そうか」と少々拍子抜けしたと言うのが感想です。桜を文化とできる日本人や「蛙飛び込む水の音」と静けさを表現しようとする(先日3/8の日記より)日本人が備え持つ感性がなにか私には特別な意識と期待をしていたのかもしれません。
若旦那が昨年11月頃文化交流のためにフィレンツェへ行ったとき、似たようなことを言っていました。「日本人として何ができますか?」と聞かれたとき、こまりはてて思いついたことは、「狂言で身についた歩き方」だったそうです。私は旅館で勤めさせていただいたので「着物を着てみせる」「お茶を点てる」「折り紙を折る」となるのでしょう。しかし日本という国を考えたとき、そうした文化が薄れていることはやはり寂しく感じます。沖縄の若者が「エイサー」を踊れる。というのはうらやましいですね。
この記事を書かれた方は外国の方でした。その方の眼で見ると日本が自慢するものの第1は新幹線。航空を含め交通運輸を司る日本のスキルはすばらしいといってくれています。日本人は自慢するのが得意でない。というところが美徳なのかもしれませんね。
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