客室の改装

平成19年度が始まった頃から花散る里客室の改装工事が行われております。若旦那が石苔亭いしだにきて5年、客室の改修工事は今回のお部屋が終了と共にほぼ一巡することとなります。

スタッフのみんながバリ島へ社員旅行に行っている間に着々と進めていた工事です。5Rのうちの3Rが今月のはじめ辺りからお客様のご利用が始まっております。私的には驚きと共に感謝の思いでいっぱいなのですが最近のご予約のお客様の中には「改装をした花散る里の部屋を楽しみにしています。」と言って、お部屋をご指定してくださる方が多く見られます。

若女将の日記をいつもご覧頂きまして誠に有難うございます。

今日は完成したお部屋の一つ120〜初音〜のお部屋におくための、とっておきの逸品を受け取りに若旦那と軽トラックを借りて出かけて参りました。本当は「ご来館いただいてからのお楽しみ･･･」といいたいところですが、素敵なご縁で当館にくることになったものです。そしてこのお部屋の完成度を高めることに一生懸命考えてきた若旦那が大変悦び、気に入っている逸品です。若女将の日記をご愛読してくださっている皆様にはその喜びを是非お伝えしたいと思います。

1960年代のイタリアの「バイクでMVアグスター」といいます。私も少々バイクをたしなみますが、正直なところ「やまと心」を追求し10畳和室の再認識といった考えを中心に改装工事をおこなってきているお部屋に対しバイクを展示してしまうという発想は私には思いつきませんでした。「本当に????」と何度か確認しあったこともあります。けれど、若旦那を含めこのバイクを語る人たちの目の輝きや次から次へと話が尽きない物語に、いつの間にか私の心は動かされていました。

いい年をした男性が少年のように楽しくしている姿をみていると、私は自分まで楽しく幸せな気持ちのなります。きっと世の奥様方や女性は今の私と同じように感じてくださる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、父親が楽しく夢中になって遊んでいる姿は子供にとっても大変よい影響をあたえ、新しい会話や発見があるかもしれません。今バイクはお部屋に入れられるよう磨き上げを行っています。実際に客室に展示される日はもうしばらく後になりますが、また設置の様子をお知らせしたいと思います。