日中でも2度くらいしか気温が上がらない寒い一日となりました。粉雪も少々ちらつきまして、道の隅には少し白いものも残っております。普段はチェックイン時間は午後3時となっておりますが、あまりの寒さにお客様方をお待たせするのも申し訳ないということで、2時を少し回った頃から開門を行いました。
石苔亭尾いしだの門には常に門番が2人立っており、お客様をお待ちしております。先日お話しましたように結処〜ゆいどころ〜スタッフ(フロント)の制服が、狂言袴となったことで門番を行なう際に、冷たい北風をしのぐ上着をどのようなものにしたらいいか悩んでいました。はっぴのようなものも袴とは合いませんし、トレンチコートのようなものもまた雰囲気が違います。
茂山千三郎先生にご相談をしたところ、茂山狂言会では皆さん、お正月に着物の上にマントを羽織るそうで、「とんび」という形のものをご紹介していただきました。さっそく京都のマント屋さんにお願いをして、作って頂いたものを、現在、門番のスタッフは羽織っています。
その姿に道行く人たちからの反応も上々なようです。石苔亭いしだの門の前にはいつも写真のような格好をした者が立っておりますので、どうぞ見てやってください。
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