現在、プチ改装を行なっている客室の完成があと3日となってきて、最後の仕上げの段階に入ってきました。この客室のポイントは床の間に塗った土壁のヒビの入り具合です。「禅スタイル」がテーマのこの客室は、なるべく無駄なものを排除したシンプルな造りとなっています。
だからこそ、お客様をお迎えする心をお伝えする床の間であったり、お軸であったり、お花であったりするものが大切になってきます。現在、改装を行なっている客室の壁は、地元の土を使用した土壁となっております。そこに、壁紙や珪藻土などでは絶対に出ない、土のひび割れをつくることにチャレンジしています。
今年の6月にも一度、床の間を土壁としていろいろな方法で、ひび割れを入れる試みをしてみたのですが、なかなか上手くいかず、何回も何回も塗りなおしてやり直したという経緯があります。若旦那の考えで床の間にひび割れを入れることになったのですが、納得のいくまで何回も何回も塗りなおす作業につきあってくれる職人さんにも頭がさがります。
途中まで乾いてきた壁に少しずつひび割れが入り始めています。いい床の間になりそうです。
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