今日と昨日の2日間は、茂山千三郎先生を講師に迎えた狂言のお稽古の日です。今回から私たちの長野県社中に「木賊狂言会」という名前も付き、今日のお稽古は狂言「木賊」の舞台でもある園原の里にある「園原能楽堂」で行なわれました。
11月も半ばとなるともう山の上は寒くなってきます。園原能楽堂は古い民家を移築して造られた建物のため、暖房器具などはありません。今日は能舞台の脇になぜかある囲炉裏に火を入れて暖を取りました。初めはなかなか上手く火が付かず、能楽堂の中は白い煙だらけとなり、お稽古どころではない状態でしたが、火が付くとそれまで冷え冷えしていたお稽古場がだんだんと温かくなり、囲炉裏を囲んでのお稽古の順番待ちといった和やかな雰囲気の中、お稽古が行なわれました。
先日、狂言の発表会が終わり、今日から新しい演目の練習が始まりました。これまで以上に動きが多かったり、台詞が長かったりするものが多かったわけですが、さすがお社中の皆さん、先日の発表会で自身をつけられたようで、声の出し方や抑揚のつけ方など前回のお稽古とは全然違っているのを見ていて、なにか嬉しくなってきました。私は「京わらべ」という茂山家に伝わる小舞にチャレンジします。
今度の発表会は4月22日の、狂言「木賊」のお披露目の日となります。頑張っていい舞台が踏めるようにしたいと思います。
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