ネオジャパネスクの文化イベントに長野県から出品する和菓子がやっと出来上がりました。不死鳥の形をした細工菓子、勾玉の形をした水菓子、地元の田舎菓子の天麩羅饅頭…。様々な試作品、失敗品を重ねて、やっとたどりついたのは、この地でとれる干し柿「市田柿」を使った和菓子です。
こだわりを持って市田柿の製品を作り続けている会社ケフィア・アグリさんの全面的な協力を得て、美味しい干し柿を使用できるようになりました。その干し柿をもとに、ネバーランドのコック長の桑原さん、飯田市の和菓子屋「田月」の城田社長が手を加えてできあがったのが、今回の和菓子です。
この和菓子は、イタリア フィレンツェのピッティ宮殿で行なわれる「あい茶会」で提供されるものです。ネオジャパネスクを象徴するような日本の和菓子ということでできあがったのは、市田柿とティラミスを組み合わせた和菓子です。
干し柿の中にマスカルポーネのチーズが入っています。干し柿の表面にはココアパウダーがまぶしてあります。干し柿の持つねっとりとした甘みと渋みと、チーズの酸味があいまって、今までに食べたことのない美味しさが口いっぱいに広がります。
苦労の末にできたこのお菓子、きっとイタリアの皆さんにも喜んでいただけることと思います。
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