10月にロンドン・フィレンツェで行なわれる「ネオジャパネスク」のイベントで共に舞台で競演されます和力の加藤木朗さん、木村俊介さん、小野越郎さんと、前回の公演にもご参加されている笛の安部恵子さんと、今回和力のメンバーの一員として参加する若旦那の初顔合わせが、加藤木さん宅の道場で行なわれました。
明日からネオジャパネスクの会長の表さんは合流するということで、今日の練習は、これまでのステージの映像やイメージデッサンなどをもとにしながら、音作りをしていきました。
楽譜もきまったフレーズもない中でも、だいたいのイメージで、お互い自分の持っている音を出したり、相手の音を受け取りながら、曲が創り上げられていきます。和楽器に携わっているというだけで、こんなにもすぐに共感しあえることに驚きを感じました。
練習の合間に加藤木さんが
「和力は、1年の中で数回しか練習することはないけれど、木村さんも小野さんも会う度に前と違うところを発見する。自分も前回とは違った自分でいるために日々練習をするんです。」
と、おっしゃっていました。そうした自分に厳しい心で毎日鍛錬している人たちが集まれば、今日のように自分をすべて語らなくても、見せなくても、出した音ひとつでお互いが分かり合えることができるんだなと思いました。
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