今、私は茂山千三郎先生から小舞を教えていただいております。
「三人夫」という小舞のお稽古をしておりますが、なかなか足の運びや扇子の返し方など、見ていると簡単そうなのですが、実際やってみますと、なかなか「次はこう、次はこうで・・・。」と頭で考えてしまって、体が思うように動きません。慣れてくれば自然に体の方が動くようになるのかもしれませんが、今のところ上達は牛歩のごとくゆっくりゆっくりしたものです。
先日、若旦那が京都へ狂言のお稽古へ言った際に、「大蔵流狂言小舞集」という小舞の謡曲と一緒に体の動き等がト書きのように細かく書かれた本を買ってきてくれました。
動き方がよくわかるように細かく書かれていることもビックリしましたが、それよりもワープロなどのない時代に、一文字一文字丁寧に書かれている本自体の美しさに目を奪われました。書かれたのは先代の茂山千作先生だとお聞きしました。やはり後世に残るもの、受け継がれていくものというのは「美しい」ものであるなと思いました。
この教本をもとにしっかり練習してみたいと思っています。
小舞とは何か 詳しく知りたいです。
投稿情報: 石田多美子 | 2006年5 月31日 (水) 23:00