バリ島での研修旅行から帰ってきてから、館内ではスタッフがそれぞれのチームに分かれて、石苔亭いしだでのサービスはどうあったらよいかを考えています。今日は、グループ長会においてそれぞれのチームから提出されたレポートに対しての検討会が行なわれました。
サービスマニュアルのテーマは「リアル・ジャパニーズ・カルチャー」です。バリ島での研修を終えて、バリにはバリのサービスがあるように、日本でしか味わえないサービスを石苔亭いしだでは提供したいという多くのスタッフからの声から決定したテーマです。
このテーマに向けて様々な意見が出されました。
■旅館でのサービスを「序・破・急」で構成したときに、どの段階で日本を色濃く感じていただくか?
■欧米に見られるフレンドリーなサービスと日本のサービスとの違いは何か?
■チェックインは抹茶ありきという固定観念にとらわれすぎてはいないか?
■二十四節季をテーマとした料理の提供がしたい。
■箸おき・おぜん紙・おしながきにも季節を感じていただける工夫をしたい。
■もっとお客様の要望が聞き取れるように、説明的な会話を最小限にする…などなど
若旦那から「旅館文化などというつまらない常識を取り払い、どんな時間と空間だったら気持ちいいか、使いやすいか、魅力あるのかだけを考えれば、きっと自然なかたちのサービスが見えてくる」という話があり、新しい石苔亭いしだのサービスの可能性が、フリートークの中でたくさん出されました。
今日、検討委員会で話された内容は、またスタッフにフィードバックされ、再検討されます。最終的にどんなサービスの形になるんでしょうか?
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