もう桜の蕾がふっくりと膨らんできて、どの枝の蕾が一番に咲くのかなと眺めていた矢先、昨晩からちらちらと舞ってきた雪が、夜中中としんしんと降り積もり、今朝起きると昼神温泉郷を一面の銀世界へと変えていました。
例年、この時期に雪が降ることはあっても、こんなにたくさん降ることは最近、なかなかありませんでした。一気に冬へ逆戻りといった感じですが、しっとりと重みのある雪片は、あきらかに冬の雪とは違いました。
春になって降る雪のことを、降る端から溶けて行くことから「淡雪」と呼ばれます。雪の結晶がゆるくくっつきやすく、大きな塊りとなるため、その形から「牡丹雪」とか「綿雪」とも呼ばれるそうです。その他に「かたびら雪」「沫雪(あわゆき)」とも言います。
おそらくこの雪もしばらくすると、すーっと地面にとけいっていくのでしょうね。春の足音は確実に近づいているように感じます。
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