待望の金メダルをフィギュアスケートの荒川静香選手が獲得してくれました。
なにか今年の冬季オリンピックは「メダルは期待せず参加することこそが大事」みたいな雰囲気が漂っていただけに、荒川選手の金メダル獲得の演技を見て、オリンピックの「競技」としてのあり方を再認識した気がしました。
先日行なわれた「エキジビジョン」では、メダリストのみが参加できるカクテルライトが当てられたまるで晩餐会のような優雅で美しいリンクで、日本の荒川選手の悠悠と滑るスケーティングを見て、見ている私まで手足がスーっと伸びていくような思いでした。
先日の日記で「オリンピックを楽しむとは?」というお話をさせていただき、いろいろなご意見を頂戴しました。
昔、私の恩師から「せめて銅メダルが獲れればいいとか、8位入賞を目指すとか言っている人間は、銅メダルや入賞さえできない。2位や3位は金メダルを目指して金メダルを獲ることができなかった選手が獲るものだから。」と言われたことがあります。
今回の冬季オリンピックのメダルは、荒川選手の金メダル1個で終わりそうですね。是非、4年後に行なわれる「バンクーバー冬季オリンピック」では、あえてメダルにこだわった日本人選手の活躍に期待したいと思います。そして、人間が本来持っている「闘争本能」を戦争ではなく、スポーツというかたちで完全燃焼させてもらうことを願います。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。