「石苔亭いしだ」の庭には、沢山の木や花が植えられています。
それは花畑といった様子ではなく、山で自然に見ることができる草花ばかりです。
今朝、改装された宇治十帖107(橋姫)で春を見つけました。
ほとんど枯れかかっている古木に梅のつぼみを発見したのです。
些細なことですが、とても感動いたします。たちまちその廻りの、まだ葉をつけていないけれども確かに生命を蓄えた、木々たちが私の目にとびこんできました。
「やまぼうし」や「どうだんつつじ」、「さつき」や「かりん」、さっきまでその存在すら気にもとめていなかったのに、急に何か語りかけてきるかのような、エネルギーを感じさせます。
ここにある木々が葉をつけ、花をつける、それぞれの季節が想像され胸が弾みました。
私の1年のうちでもっとも好きな、春がすぐそこまできています。我が家の“リク”と“サクラ”も、ずいぶん皆様の前に姿を見せるようになりました。春を感じているようです。
こんな時、本当に幸せに思います。日本の美しい四季は、私たちの心を和ませ、優しさや幸せを私たちに教えてくれます。あらゆるものの存在に“感謝”という心を教えてくれます。
若旦那から発表された5ヵ年計画のなかに、“日本らしさ”と言う言葉が幾度となく聞かれました。その意味に四季というものは欠かせないポイントです。
スタッフの方々も、ご宿泊の皆様も、石苔亭いしだにお越しくだされば、きっと何か新鮮な感覚を楽しんでいただけると思います。
是非皆様も、昼神の春を感じにお出かけください。
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