明朝、この地区の「どんど焼き」が行なわれます。
どんど焼きは、正月十五日を中心に行われる火祭りの行事です。私たちの地区ではお正月三が日があけてから1週間ほど以内にどの地区でも行なわれます。
地方によって、どんどん焼き、さいとう焼き、ぼっけんぎょう、三九朗焼きなどと呼ばれるそうです。
正月の松飾りを各戸から集めて、村境や広場または畑など一定の場所に積み上げて焼く行事です。このどんど焼きの火で、書き初めの紙が高く舞い上がると字が上手くなるとか、この火に体をあてると若返る体が丈夫になるとか、この火で焼いた団子や餅を食べると病気をしない、尻をあぶれば長生きをする、残り灰を体にまぶして無病息災のまじないをしたりと、火を神聖視する信仰が結びついて、さまざまな願いがこの火祭りに込められています。
石苔亭いしだにお正月期間中、飾られていたお正月飾りや門松を、今日の昼間にどんど焼きの会場へ持って行き、高く積んできました。
明日の朝は少し雪の心配もされますが、きっと広い昼神の空に向かって、高く火柱が上がることと思います。
(参考資料:日本民俗辞典 ふるさと祭事記)
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