もうこのホテルで過ごして3日が経ちます。
ホテルのスタッフの皆さんがすれ違うときにいつも「ミス・ヘンミ、オゲンキデスカ?」と声をかけてくれる事が嬉しくて、何の用事もないのにフラフラとホテル内を歩きまわってしまいます。
ここフォーシーズンでは、会話の中にお客様の名前を3回は入れましょうとか、お客様からのお電話は3回以内でとりましょうなど、基本的なことは決まっているけれど、どのようにお客様に接したらいいとか、お客様とのどんな距離のとり方をしたらいいかなどの細かい決まりはなく、それぞれサービススタッフのホスピタリティーで毎日のサービスが行なわれていることを知り驚きを感じました。
それは、どのサービススタッフに会っても、みんな親切で心からの笑顔で応えてくれるからです。
日本の旅館だと、ともすればお客様の名前を呼ぶことにのみ気がとられて、その先のサービスがなかったり、外国のお客様から話しかけられるのを避けているような対応もよく見られます。しかし、ここではそういった素振りはどのスタッフからも感じられません。フォーシーズンの面接では、現地の言葉が話せなくても英語が話せればいいそうです。ということは、世界中から訪れる言葉がわからないかもしれないお客様に、このホテルのスタッフは自分の意志でどんどん声がけをしていっているということです。
チェックアウトの時に、初めて出会うお客様に対して「○○様!」とお声がけをして感動していただくことも大事かもしれませんが、私たちの旅館では、ここフォーシーズンのように、時間が経つごとにお客様との親密度が増していくような…そんなお客様と思いを共感できるようなサービスが提供できたらと思います。
明日は研修第2班がデンパサールに到着します。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。