フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位選手によるGPファイナルが行なわれています。昨晩は女子のショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央選手が64.38点の自己ベストをマークし首位に立ちました。
惜しくも現在のところ、五輪出場の年齢制限に87日足りず出場の資格のない浅田選手ですが、昨晩の浅田選手の演技は見ているこちらまでワクワクするような楽しい気持ちにさせてもらいました。
実況している方が「浅田選手の演技を見ていると“幸福”な気分になりますね。」
と言っていましたがまさにその通りで、どこでミスをするかなといった緊張感とは違って、なにか自分もあんな風に滑ってみたいな。きっと気持ちいいんだろうな・・・と言った気持ちにさせてくれるような、とても美しく華麗な演技だったと思います。
五輪出場がかかっていないという精神的な強みなのか、スケートを心の底から楽しもうとしている姿なのか、他の選手にはない爽やかさがスケートリンクいっぱいに溢れていました。
17歳の安藤美姫選手がある番組の中で、「滑ることが楽しくなくなってきてしまった」苦悩の時期を克服した海外での合宿の出来事の話を以前耳にしたことがあります。
大勢の観客や厳しい審査員の前で、自分らしさを出しながら、演技することを楽しむことのできる精神力の強さと、スケートを滑ることを本当に嬉しいと思っている15歳の浅田選手の姿に勇気をもらうことができた気がします。
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