昨晩、きれいなお月様が空に登る中、毎年恒例の大宮八幡宮秋祭り 今田人形浄瑠璃奉納上演がありました。
人形浄瑠璃は大宮八幡宮の境内にあります「今田人形の館」にて行われました。昨晩行われましたのは、300年続いた今田人形が江戸時代当時に実際上演していたスタイルの「ろうそく上演」という形で、一切の人工的な照明設備を消しての舞台でした。
舞台には太いろうそくが何本も立てられ、その光は舞台上の人形を怪しく照らし出しました。炎の揺らぎによって同じ人形なのに表情に様々な変化が見られ、通常の人形浄瑠璃よりも更に妖艶な雰囲気が出ていました。
能面も薪の火に照らされたときが一番美しく見えるという話を聞いたことがあります。お能も人形浄瑠璃も電気がなかった昔から伝承されてきた伝統芸能です。自然の光のもと演ぜられるのがやはり本来の姿なのでしょうね。
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