朝から会議室で各セクション長が集まって、定例のグループ長会議が行われました。その中で若旦那からこんな話がありました。
「どんなにお金をかけて客室を改装したとしても、その部屋だけで3泊も4泊もすることはできない。
客室から外へ出たところで、廊下にはリネンの山、掃除機の音、風呂掃除で昼間の入浴もできず、チェックアウト後の忙しい風景を目の当たりにすることになる。お部屋の掃除をする間、ちょっと外へ出かけてきます・・・と、お客様の方が気を遣うような現在の旅館都合のオペレーションでは、滞在型リゾートなどはとてもとても望めない。
海外のリゾートでの滞在時間は、すべてが心地いい。掃除のスタッフはいるが、その動きはまわりの景色に溶け込み心地いい雰囲気をかもし出している。ホテル内にはいくつものアクティビティーやパブリックスペースがあり、自分の居心地のいい場所でゆっくり自分だけの時間を過ごす事ができる。
客室はプライベートを守る空間でしかない。
もはや1部屋を2万円で買う時代は終わった。お客様はその旅館での「空間」と「時間」を2万円で買っているのである。そのことに着目しない限り、滞在型の旅館にはなりえない。」
まだまだやるべきこと・チャレンジすべきことがあるなと思いました。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。