今朝の報道番組で、ヤンキース松井選手が4月8日以来ホームランもなく打撃不振にあえいでいるという報道と、マリナーズイチロー選手が5打数3安打の猛打賞で打率も.358に上げたという報道を見ました。
松井選手がスランプで、イチロー選手が好調といえばそれまでですが、以前、ニュースでイチロー選手がこんな話をしているのを聞いたことを思い出しました。
オリックス時代、イチロー選手は自分のバッターボックスに立ってヒットを打つまでの「型」をずっと探していたそうです。どの場所で屈伸運動をするのか。何回バットスイングすのか。何歩でバッターボックスに入るのか。そんなことまで・・・。
イチロー選手特有のピッチャーに向かってバットを垂直に立て、ユニフォームの肩に手を当てる仕草も、その一連の動作の中にあります。
だからこそ、プレーする場所が日本からアメリカに変わっても、同じ精神状態で安定した打率を維持することができるのだと思います。基本の型があるのでスランプから抜け出すにもそう長い時間がかかりません。
松井選手のスイングを見て、テレビの解説者が「あんなに足のスタンスが開いていては打てるわけがありません。」と言っていましたが、それは松井選手にとって自分らしいの打法にいつでも立ち返ることのできる「型」がまだ完成されていないからではないかなと思いました。
基本がぶれずにきちんと自分の中にすわっていることほど、安心で確実なものはありません。基本の「型」があるから応用もあるのです。イチロー選手が何年もかかって自分の「型」を見つけたように、私たちも時間をしっかりかけて、サービスの基礎を築いていきたいと思っています。
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