お客様に感動していただく仕事をしたい。最近、特にそんな気持ちになります。先日あるお客様がチェックインの際に、「夫婦で小食なので全部お料理を食べることができるかどうか。」というお声を聞きました。会席料理だとどうしても最後の料理まで食べることができないそうです。そこで、板長にお願いをしてすべての料理のポーションを小さくしてもらい、そのお客様が会席料理をデザートまですべて召し上がっていただけるように用意させていただきました。「○○様のために今日のお料理をご用意いたしました。」と言って、お客様にお料理をお持ちしましたら、大変喜んでいただくことができました。
私たちの旅館は、満室でも50人です。50人のお客様には50通りの献立があり、50通りのサービスがあります。日本の旅館のサービスは欧米のレストランやホテルサービスと大きく異なり、旅館都合のおしきせのサービスがいまだに横行しているのが現実です。もっともっとお客様の気持ちに寄り添ったサービスがしたい。そしてお客様に感動を与えることができたのなら、私たちの仕事は、とても楽しい、そして価値のある仕事になると思います。
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