石苔亭いしだでは毎年お正月には、ロビーの岩倉に奉ってあります神様に玉串を奉天する神事がございます。本日はスタッフ全員で神事の飾りつけを行いました。
ロビー中央の中庭には、赤石山脈の青石と赤石がありまして、青石には正和心 和御霊の神(にぎみたまのかみ)が、赤石には悪荒心 荒御霊の神(あらみたまのかみ)がそれぞれ奉ってあります。
和御霊とは人間の心の「和する心」そして荒御霊とはそれとは逆に「荒ぶる心」のことです。以前、神主さんに「和する神様だけ岩倉へ降ろしていただけませんか。」とお願いした時に、
「人の心には和する心と荒ぶる心がそれぞれ共存している。どちらが悪いということではなく、人間にはそれぞれの心があるのだということを知り、どちらを心にとめておくべきかを常に思うことが大切である。」
というお話をお聞きしました。
私たちの旅館には、そういった理由から両方の神様を岩倉に奉ってあります。しめ縄や榊の木も立てられて、お供え物も整いました。
いよいよお正月がやってきます。
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