今年の夏は猛暑でした。私たち長野県でも寝苦しい夜が幾夜もありました。
都会ではヒートアイランド現象により、私たちよりもずっとずっと熱い夏だったようです。「打ち水大作戦」と銘打ったイベントも各地で開かれ、熱くなった地面に打ち水をして気温を下げようという試みをされた様子をテレビで拝見しました。
私たちの旅館でも、お客様をお迎えする際に、毎日玄関先へ打ち水をいたします。以前、なぜ打ち水をするのだろうと真剣に調べてみたことがありました。
「涼をとる」というのはよく聞く話なのですが、別に熱くない日でも玄関先に水をまくもともあります。
水をまくというのには大きく2つの理由があるそうです。
1、水をまくことによりその場を清める
2、人の気配を消す
特に、2番目の理由は武士が戦場で流した血を洗い流すといったちょっと血なまぐさい理由だそうです。お墓に水をかけるのも同じような理由があるようです。
水を打って涼を取る前に、なんだか勝手に涼しくなってような話でしたね。
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