いよいよゴールデンウイークも最終日を迎えました。
このゴールデンウイークは、本当に暑い日が続きました。
本日も、昼神温泉郷あたりは25度以上の気温になるとの情報です。
昨日は夏のような暑い陽気となりました。
明日からまた、曇りのち雨・…と
出来すぎたゴールデンウイークです。
さて、新年度を迎え女将として何かと館内の事情が変わる中、心配事を多く抱えてのゴールデンウイークでした。本当にここ2~3か月の間に、予測をしていないようなあわただしい毎日を迎えると同時に、スタッフへの心境がどのようなものなのか?女将として、部下を信頼し頼りながら、彼ら彼女らを支え、ケアすることができているのか?
そんな不安との葛藤の毎日だったようにも思います。
女将としての役割が果たせていないとなれば、部下からも信頼を得られず、現場のスタッフには背中を向けられてしまいます。そうなっては、石苔亭いしだの看板を背負う者たちとして、心のこもったおもてなしができるわけがありません。
そんなことが心に根強くのこり、育児をしながら時間のない中での自分の仕事ぶりをいたたまれない思いで過ごしました。
どうにもその不安は解消されず、このゴールデンウイークは、かわいい2歳の娘を主人の実家へ預け、仕事に専念させていただく結果となってしまいました。いけない母親です。
けれど、そうやって過ごしてみて今回の自分のわがままに気が付きました。
現場は、私が心配することの程もなく、滞りなく最善をつくしてくださています。
みんなの表情も、心配したことではないです。
また、ゴールデンウイークを迎える間近になって出会ったアルバイトの皆さんが、本当に心強い方々として一員になってくださいました。
何もかも、皆様のおかげです。
本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
これで安心していいというわけではありませんが、自分が自分が・・…と気負いすぎていた分、どこか周りの方々を、どのように頼ったらよいのかを見失っていた自分を反省し、もっともっと現場の仲間との信頼関係が深くなるよう今年1年を取り組んでみようと感じています。
それには、やはり現場を信じて頼ること。
そして自分自身の陰徳を積むことを意識していきたいと思います。
その基本は、毎朝の習慣として、明るく、豊かな隣人をいとおしむ心で、出会う方々、スタッフの方々との「おはよう」の挨拶をすることとしたいと感じます。
まだまだ、理想ばかりで毎日の実践とまでは行っていないかもしれませんが、このゴールデンウイークの成果は、私を一つ勇気づけてくれました。
温かなお言葉をかけてくださったお客様の皆様、
毎日前向きに仕事に向かってくださったスタッフの皆さま、
女将の代わりとなり、責任を持って接してくださている幹部の皆さま、
本当に有難うございました。
明日からがまた、私たち責任者にとっては試練の日々です。
気を緩めず、人の上に立つということの貴重な経験に感謝しながら、旅館の前進に向かって力を貸してください。宜しくお願いいたします。
若女将さんへ
温かいお心遣いに感謝します。
パ-ト浅岡
投稿情報: アサオカ | 2010年5 月 6日 (木) 11:57