5月14日から石苔亭いしだの庭には、大きな茅の輪が設置され「夏越の祓い」という行事が約1ヶ月半行なわれます。女性の産道に見立てた茅の輪をくぐることは、命の新生を意味するとされ、半期に一度の厄払いをするのがこの「夏越の祓い」という行事です。「茅の輪」をくぐる際には、自分の身代わりとなる「ヒトガタ」と呼ばれる紙を持ちます。「ヒトガタ」に息を三回吹きかけ自分の身代わりとし、その「ヒトガタ」で体の悪いところや全身を撫でることで、「ヒトガタ」に悪いことを移して神社に奉納するのが、正式なやり方だそうです。
昨年は白い紙をヒトガタに切ったものを使用しましたが、今年はもう少し皆さんにも愛着を持ったデザインにしようということで、写真のようなデザインのヒトガタが考えられています。五行説に準じた「青(緑」「紅」「黄」「白」「黒」の5色でデザインされたものです。日本の古くからの慣わしや風習を多くの方に知っていただける機会になればと思っています。このヒトガタは5月14日から、石苔亭いしだの門の前に置かれていますので、昼神温泉へ来られた方はどうぞこの「ヒトガタ」を持って、茅の輪くぐりを体験して行ってください。(ヒトガタは無料となっております)
※写真は昼神温泉のヒトガタ。ちょっとキュートです。(胸のデザインは入りません)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。