夏越の祓いでは、ヒトガタをした紙を自分の身代わりとしてお焚き上げすることで厄払いをします。ヒトガタと聞くと、呪いのワラ人形などがイメージされ、ちょっと気味が悪いと思う人もいるかもしれませんが、実は日本では昔から生活の中に根付いている風習の一つです。
※ヒトガタストラップ試作第1号。フェルトで作っていただきました。ちょっとオバQっぽいでしょうか。
雛祭りもヒトガタ一種だと言われます。七夕の時期にヒトガタを川に流す風習が今でも残っているところがあります。タイで流行っているお守りのブードゥー人形をかわいらしく現代風にアレンジした「ポクポン」という携帯ストラップも日本のあちこちで見かけます。「ポクポン」とはタイ語で厄除け、お守りの意味を表しているそうです。
今、若旦那が取り組んでいるのは、このヒトガタをテーマとしたストラップの制作です。日本の昔からの風習や神事の中で使われてきたものだけに、制作には慎重に慎重をきしています。二千体雛飾りでもお世話になった地球屋さんに相談にのってもらいながら、試作に試作を重ねています。肌触りや大きさ、表情や配色など、細部にいたるまでこだわりにこだわりぬいています。夏越の祓いが本格的に始まる6月には間に合わせたいと、若旦那が言っていましたが、さてさて、こればかりはどうなるのか分かりませんね。また、進み具合をお知らせしていきたいと思います。
※ヒトガタストラップ試作第2号。肌触りは抜群です。顔をはっきりさせるために首を輪ゴムで縛ってみました。ちょっとかわいそうな感じですが試作ですので・・・。
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