今日と明日は大阪と京都で営業である。WBCの決勝戦だというのに・・・。
試合の始まる朝10:00から私も営業スタート。携帯サイトで移動時に試合の途中経過を見ながら一喜一憂していた。お昼の入ったラーメン屋にテレビがないことがショックであったが、途切れ途切れにながらも映るワンセグの映像を見ながら、侍JAPANの応援に短時間ではあったが参加することができた。
ところが、午後の営業に出かけると思いもかけずラッキーなことが。
行く先々の営業部長さんが皆、留守。なんでも午後2時だというのに、一斉にお昼に出かけているとのことであった。やはりみんな考えることは一緒で、お昼を言い訳に決勝戦の結果をどこかの定食屋で観戦しているらしく、私たちも部長さんたちが帰ってくるまで、近くのスターバックスに入り、侍JAPANの応援観戦を行なった。
スターバックスに入ると、ほとんどの人が携帯のワンセグでWBCの観戦をしている。携帯電話の機種によっては、ワンセグの電波が入りにくいものもあって、自然と窓際の電波の入りやすい場所に座っているお客さんが見ているアクオス携帯の前に、人だかりができていった。
ダルビッシュが9回に同点に追いつかれると・・・さすが大阪、「なんで、藤川(阪神タイガース)を出さんのや・・・。」という声がそこらじゅうから聞こえた。「もうダメや。韓国に逆転されるわ。」と、席を立つ人もちらほら。そんな中、小さい携帯電話の画面に映し出された10回表にヒットを打ったイチロー選手の姿に、店内から大きな歓声が沸きあがった。スターバックスの店員さんも、立場上その輪には入れないものの、カウンター越しにガッツポーズ。店内に居合わせた見ず知らずの人同士が、お互い顔を見合わせながら侍JAPANのWBC2連覇を喜び合った。
観戦を終えスターバックスを出ると、さっきまで携帯片手に歩いていた歩行者の群れが、何事もなかったかのように、日常の風景に戻っていたのがおかしかったが、心なしか道行く人たちの表情が、なにか晴れ晴れとしていることに、侍JAPANが今回成し遂げた偉大な功績を静かに実感することができた。
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