本日、「紫宸殿の宴」の出演者全員集まっての話し合いがされました。
「紫宸殿の宴」は、石苔亭いしだ能舞台「紫宸殿」にて、毎晩行なわれております南信州の芸能者によります舞台です。今年の8月でまる八年を迎えます。本日、出演者の皆様にお集まりいただきましたのは、これまでの舞台を第1幕として、今年から「紫宸殿の宴」の第2幕ともなる新たな舞台がスタートする上での、テーマを決め出す為の集まりでした。
若旦那の口からは
「世の中がこれだけ混沌としている中で、「紫宸殿の宴」は、観ている人や聴いている人に「元気」や「勇気」が与えられるようなものになっていきたい。今、私たちの舞台には、何かを発信していくことが義務があるのではないか?」
という言葉が何度も出てきました。
現代社会においては、薬では治らない精神的な病に苦しんでいる人や、効率や便利さばかりを追い求めるあまりに環境を壊し続けている現状があまりに多く存在しています。今、私たち旅館が成さなければならないこと、「紫宸殿の宴」から発信できる可能性に向けて南信州の演者が動き出すこと、そしてそういった小さな気持ちがひとつになって何か大きな一歩を踏み出すことができることが、本当に幸せと何かと考えるいいきっかけになっていくのだと思っています。
どんな「紫宸殿の宴」の第2幕になるのか。
若女将の日記の中で、またお話していけたらと思っています。
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