マカオは世界屈指の観光地である。しかし、その立地条件は決して恵まれているものではない。香港からマカオまでの交通手段はフェリーであるが、約1時間かかる上に、波の高い日には、乗船するのにかなりの覚悟が必要である。カジノホテルは一箇所に集中しているわけではなく、広い範囲に点在している。街の中の交通マナーは決して褒められたものではないし、飲食店やホテルのスタッフの対応も一流とは言い難いものがある。
しかし、それら観光地としてのデメリットをよそ目にマカオは、いつでも観光客で賑わっている。マカオにカジノがあるからだと言う人もいるかもしれないが、それだけではない。確かにマカオにとってカジノは観光の目玉ではあるが、世界中の観光客を魅了する原因は他にある。
街の中心にあるセントポール寺院への石畳の街並みは、正月が明けたばかりの平日だというのに、日曜日の竹下通り並みに込み合っている。道路は緩やかに曲線を描き、その先の路地にはどんな店がるのか、どんな感動が待っているのかと、観光客の心をワクワクさせる。まるで秘密の扉をひとつづつ開けていく感覚に似ている。道路の幅も広すぎず狭すぎず、お土産屋の呼び込みや飲食店に並ぶ行列が、道にはみ出してきてちょうど絵になる広さである。人と道路が「街の風景」を造っている。
日本人は細かなこだわりについては、鋭い感覚を持っていると思うが、物事や空間や時間というものを相対的に大きく捉えることは得手ではない。足元の雑草は気になるが、森全体の景色を想像することができない。世界で有名な観光地に共通することは、街並みと人のバランスが心地いいことだ。
昼神温泉では、村民と観光客と温泉が一丸となった街づくりを目指した「神ぐ和しの里プロジェクト」が発足したが、そのコンセプトの共有ができない。「神ぐ和しの里運営委員会」なる大きな組織が立ち上がったが、これまで祭りを盛り上げてきてくれた地元伝統芸能の方や、早座祭り実行委員として立ち上がってくれた有志の方々が、蚊帳の外に出されてしまった。2年続けて開催された4月の「早座祭り」は、この研修旅行中にその規模の縮小が昼神温泉組合の理事会で決定したそうだ。まったくものの本質が分かっていない。効率ばかりを優先する人間や自分で汗を流さない人間に権限を与えると、やり方ばかりを語ってなぜそれを成すべきかという議論をいっさいしようとしない。実に悲しいことである。世界の観光地の成功例をもっと学び、素直に受け入れることができれば、日本も世界屈指の観光地となる可能性はまだまだあると感じる。
すみません。今日はあまりにも悲しかったので、少しグチりました。ちょっと頭を冷やしてなにかいい方法を考えます。
残念でしかたありません。
これがニッポンの【型】なんですかね〜
どんな形であれ継続することが重要でしょうか。
いずれ世代は変わるんですもんね!
また早座祭りなど、昼神エリアのご活躍
楽しみにしております。
投稿情報: オオタ | 2009年2 月 3日 (火) 20:50
私の教え子の太田君へ
ものは考えようです。なんでも祭りが1度2度できたからと言って、それで出来上がりということはありません。祭りは年毎に参加する人で、よりよく意味のあるものに育てていくものです。志が同じ人と話していても大局は変わりません。どのようにしたら地域が本気になることができるのか?昼神が変われたとしたら、それはどの地域でも変わることのできる可能性があるということです。
そう簡単に人や地域が変われたら、とっくに日本は変わっているんです。
太田君に、私が教師のときに教えたこと
「夢は必ず叶う。まずは夢を見ること、そして夢は見るだけじゃなく叶えるものだ」
先生が嘘を言っていなかったことを、きっちりここ昼神で証明してみせます。
一日、落ち込んでいたら、逆に元気が出てきました。応援コメントありがとう。
投稿情報: 若旦那 | 2009年2 月 3日 (火) 22:59
そうですね!
物は考えようですね!
まずは最高の理想をイメージする事が大切なんですね!
そして色々な方々の立場になって考えられるかそこでベストをつくし
その積み重ねでみんながより良い方向に向かう。
大変だからこそチェレンジしていておもしろい。
解決方法は一つではないですもんネ!
僕も沢山夢があります。
先生の教え子ですから〜(乙女座B型)
いつも勉強させて頂いております!!
また早座祭りボランティアに行かせて頂きまス!
投稿情報: オオタ | 2009年2 月 4日 (水) 18:38