昨日行われました「二千体ひな飾り」の完成披露と一緒に、予約がスタートいたしました「200本の薔薇の部屋」のご紹介をします。
「雛祭り」は、女の子の健全な成長と多幸を願って行われる年中行事の中でも五節句のひとつに数えられる、日本人が昔から大切にしてきた行事です。そこで、石苔亭いしだでは、女性のお客様を対象といたしました「薔薇」のプランを考えました。
なぜ、石苔亭いしだで「薔薇」かと言いますと・・・。そもそもの話は、ラーメンの「麺処中村屋」の中村シェフとの出会いのエピソードから始まります。今では、中村屋キャラバンを通して親密なお付き合いをさせていただいている中村シェフと石苔亭いしだですが、最初に中村シェフが私どもの旅館にお出でいただいたときの、中村シェフからのオーダーが「部屋を埋め尽くすくらいの薔薇の花を飾って欲しい」というものでした。
よく「薔薇100本の花束」というのは、ドラマや小説などの中で目や耳にしたことはありましたが、実際に飾ってみたことはありませんでしたので、どうしたものかと考えていたところ、知人から「地元で東京にしか出荷していない、こだわりの薔薇師がいるよ。」という情報を得て、お力を貸していただいたのが、今回、薔薇のコーディネートをしていただいた堀木さんとの初めての出会いでした。
堀木さんの薔薇にかける愛情は、その表情や話し方から素人の私たちにもしっかり伝わってきました。深いこだわりと情熱を持った堀木さんが育てる薔薇は、石苔亭いしだから自信を持ってお客様にご紹介できる花として、それから度々お付き合いをさせていただくようになりました。
今回の「200本の薔薇の部屋」では、先日、若旦那が描いたラフスケッチに基づいて、淡い色合いの薔薇で見事なデコレーションを完成させてくださいました。まさに、ハイジの干草のベッドのように、薔薇の花束に埋もれたチェアといった感じでした。薔薇の中からさりげなく聴こえてくるBGMは、薔薇の花束の中に設置された真空管アンプから流れる音楽です。
デスクの上には、この部屋のために作られたスペシャルな「ローズカクテル」と「ローズケーキ」が並んでいます。こちらもこのプランのセットとなっております。地元のケーキ屋さん「ノエル」の宮沢さん、新見酒店さんのご協力により完成しました。
このお部屋、200本もの薔薇が飾ってありますが、お部屋の香りはさりげない薔薇の香りとなっております。期間限定・部屋数限定のプランですので、是非、この機会にお姫様気分をこの部屋で味わってみてください。
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